さて、基礎講座ラストは「活盤と飛星」というテーマにしました。

これまで過去4回に渡り「基礎編」というタイトルで記事を書いてきまして、

本日のタイトルも「基礎編」ではありますが、

レベル的には「中級~上級編」に該当する内容です。

ですから今日の内容はいきなり全部を理解できなくても

全く問題はありませんので

紫微斗数という占術の奥の深さを体験していただければと思い

お話ししていこうと思っています。

 

紫微斗数にはいろいろな流派がありますが、

僕が使用しているのが「飛星派 紫微斗数」といわれるもので

「飛星派」という名前の通り「星を飛ばす流派」にあたります。

「星を、飛ばす???」

さっそく何のことか意味が分からないと思いますので

具体的に説明していきます。

その前に「四化星(しかせい)」というものについて

先にお話ししないといけませんね。

先日、星の説明のところ14主星をご紹介しましたね。

これは「主星」といって重要な働きをする星ですとお伝えしましたが、

実はこの他にあと4つ、非常に大切な星が存在します。

それがこれからお話する「四化星(しかせい)」という星です。

「四化星」については過去の記事でも書いていますので、

こちらの記事をまず読んでおいてください。

「生年四化」と「後天四化」について

 

ということで、上の記事を読んでいただいた前提で話を進めます。

 

まず記事の中に書いたように「四化星」の働きには

①「生年四化(せいねんしか)」

②「後天四化(こうてんしか)」と呼ばれるものがあります。

では、一つ目の「生年四化」から説明します。

「四化星」と呼ばれる4つの星がありまして、

それが次の4つ。

この4つの星が他の星と違うところは、

単独では働かず、別の星のところにんで、その星とびついて意味をなす

だということです。

これを専門用語で「飛星(ひせい)」と言います。

前回の記事で作った命盤を使って具体的に見てみましょう。

前回は、十干十二支宮の名称を配置させてここまで作りました。

ではここにまず14主星を配置させてみます。

(今回はややこしくなるので副星は除き、14個の主星のみを配置します)

星の配置の手順は講義の中でやりますので、ここでは手順は省きますが、

2018年1月30日12時30分生まれのAさんの場合は次のようになりました。

「紫微星」はどこにありますか?

父母宮にありますね。同じところに「天府星」も入っています。

というふうに、14個の「主星」が並んでいるのがわかりますね。

さて、ここに先ほどお話した「四化星(しかせい)を飛星(ひせい)」させてみます。

四化星はこの4つですが・・・。

さて、

飛星させると言っても一体どこに???

となりますよね。

実は、ここには大事なルールがありまして、

生まれた年の「年干」により四化星を飛ばす星が決まっています。

まれたの年干により四化星を飛ばす」つまり、

これを「生年四化」と呼ぶのですが、

たとえば、この例題のAさんは旧暦2017年生まれ、

年干支は「酉」でしたね。

つまり、「丁」「年干」にあたり、

「丁」の人は

化禄星は「太陰星」に、化権星は「天同星」に

化科星は「天機星」に、化忌星は「巨門星」に

四化星を飛星させましょう

という明確なルールがあるのです。

分かりやすく図にすると

こんなふうに2つの星が仲良くタッグを組むわけです。

そのルールに則って、「丁」の年に生まれた人は

命盤の中で「太陰星、天同星、天機星、巨門星」がどこにあるのか探します。

はい、黄色く光る星たちですね。

そこに先ほどの四化星飛星させるとこうなります。

Aさんは「丁」年生まれなので

化禄星は「太陰星」に、化権星は「天同星」に

化科星は「天機星」に、化忌星は「巨門星」に

というルールに従い、

該当する星のある宮に四化星を飛星させたわけです。

このように「生年四化」をどの星に飛ばすのかというルールは

「年干」によって判断していきます。

ということは要するに「丁」年生まれの人は

全員同じ星に四化星がつくことになるのですが

どの宮に入るのかは人それぞれ異なってきます。

「生年四化」と「後天四化」について

 

の記事にも書きましたしたが、

たとえば僕の場合は「子年」生まれなので

「甲」という年干から四化星を飛ばす星が決まります。

ちなみに「甲」年生まれの場合は

化禄星は「廉貞星」に、化権星は「破軍星」に

化科星は「武曲星」に、化忌星は「太陽星」に

四化星を飛ばすというルールがありますので、

それに従って四化星を飛星させることになるわけです。

 

十干は全部で10種類ありますから、

乙の人、丙の人、癸の人・・・というふうに

すべての人はこの10パターンのどれかに当てはまります。

 

この全10パターンについては講座でお伝えしますので、

自分の命盤の中で、

どの宮のどの星にどの四化星が飛んでいるのか

調べると特徴が見えてきますよ。

 

またこれら四化星にもそれぞれ意味はありまして、

「化禄は吉星、化忌は凶星」

などと一般的に言われますが、

どちらかというと四化星そのものの意味よりも

結びついた星の象意を強めたり、補ったり、邪魔したり(笑)

といった働きをすることのほうが多いです。

 

また上の命盤では

化禄星は「福徳宮」

化権星は「財帛宮」

化科星は「命宮」

化忌星は「官禄宮」に入っていますので、

四化星がどの星につくかも重要ですが、

どの宮に入るかも考慮しながら判断しますので、

化禄が飛ぶからラッキー

化忌が飛ぶからアンラッキー

という単純な見方にはなりませんので注意が必要です。

 

「生年四化」については一生変わることなく

その人の人生に影響を及ぼすと考えますので、

先天的な特徴や傾向を表すことが多いです。

一方で「後天四化」については講座の中で詳しく解説していきますが、

10年ごと、1年ごとの運気の中で特徴が出てくることが多いので

運勢の流れを予測するのに役立ちます。

例えば、芸能人でも

無名だった人が急にブレイクしたとか、

またその反対でかつてスターとして活躍していた人が今では・・・

といった出来事はよく目にしますよね。

芸能人の場合はちょっと特殊な例ですが、

こうしたケースも調べてみると

四化星が運気に影響を及ぼしている場合がよくあります。

この飛星の法則は、先天的な特徴だけでなく、

今後の未来を占って運気の流れを読み解くために使用していきます。

 

続いてもうひとつの「活盤」については、

「年運の見方」を例に挙げてご紹介します。

紫微斗数では「10年運」「1年運」といって運気の流れを読む方法があり、

「10年運」を「大限」

「1年運」を「太歳」という言葉で呼びますが、

占いを使用する目的は基本的に「未来が知りたい」という理由ですから

この「年運の見方」「活盤」の技法はとても重要になってきます。

ではまた先ほどの命盤を使って「活盤」の方法について見てみましょう。

今回は分かりやすく、太歳(1年運)の見方をご紹介します。

これは比較的簡単で、

まず、

占いたい年の十二支の宮を命宮とします。

と言っても分かりづらいので、

具体的に言いますと、

例えば「Aさんの2018年の恋愛運を占いたい」としましょう。

2018年は(つちのえ・いぬ)年ですね。

つまり、十二支は(いぬ)。

命盤の中で「(いぬ)」の宮を探してください。

(※「(つちのえ)」と「(いぬ)」は漢字が似ているので気をつけてください)

赤く丸をつけた宮が「(いぬ)」の宮ですね。

よく見ると「田宅宮」と書かれています。

先ほど

「占いたい年の十二支の宮を命宮とします」

と言いましたので、

占いたい年(2018年)の十二支の宮 = 2018年は戌年だから「戌の宮」

「命宮」とするわけです。

うん?そもそも「命宮」「未」の宮にすでに存在しますよ。

と思いますよね。

そこで、本来の「命宮」と区別するために

戌の宮に置いた「仮の命宮」のことを

「太歳命宮」という呼び方をします。

太歳とは「年」を表す言葉ですから、

「太歳命宮」とは要するに「今年の命宮」という意味ですね。

ですからの年は「の宮」、の年なら「の宮」を

「今年の命宮(太歳命宮)」と仮に見立てて

一年運を予測するのに使用します。

これはすべての人にとって同じです。

の年は全員「の宮」を「太歳命宮」とするわけです。

そこから反時計回りに、

今年の兄弟宮(太歳兄弟宮)、

今年の夫妻宮(太歳夫妻宮)、、、となり

今年の父母宮(太歳父母宮)までを並べていきます。

前回の記事「宮の配置は順番が重要です」とお伝えしたのはこういうことで、

つまり、「命宮」から「父母宮」までの全12宮の順番が頭に入っていないと

ここで混乱するわけですね。

上の図を見ていただくと分かりますが、

田宅宮「太歳命宮」に見立てると、

福徳宮「太歳兄弟宮」になり・・・・

最後は、官禄宮「太歳父母宮」になり、

「太歳〇〇宮」として「今年の命盤」が新たにできるわけです。

そこで、最初に作った命盤、これを先天盤と呼び、

年運を見る際などに仮に見立てた命盤のことを後天盤と呼びます。

先天盤と後天盤では宮の位置は変わりますが、十干十二支、星の配置は変化しません。

そしてここから「Aさんの2018年の恋愛運を占う」のであれば、

「先天盤の夫妻宮の宮)」の他に「後天盤の太歳夫妻宮の宮)」を合わせて見る

と良いわけです。

2018年の仕事運であれば、

「先天盤の官禄宮の宮)」の他に「後天盤の太歳官禄宮の宮)」も一緒に見ます。

そして少しややこしいですが、

この後天盤にも先に述べた「飛星」の法則を当てはめながら吉凶を判断していきます。

この後天盤の飛星については、講座の中でも一番重要なポイントなので

詳細は授業の中で例題を交えてお伝えしているのですが、

先天盤と後天盤の関係、

宮と星の相性、

四化星と飛星のバランス、

さらにここに副星も絡んできますので、

総合的かつ立体的に読む技術が必要になってきます。

このあたりは一般書籍では学ぶことができない内容となります。

あくまでも「太歳」というのは「一年の運気」を見るときに使いますので、

短期的な予測を見るのに使います。

僕が年始にこの記事を書くのにも使っているのがこの方法です。

紫微タイプで見る2018年はどんな年?

ですが、人生の大きな流れを見るのには

「太歳」ではなく、

「大限」といって「10年ごとの運気」を見る方法を用います。

人生の波に例えると、

「大限」は大きな波、「太歳」はさざ波くらいの差がありますので、

個人の命盤でも太歳よりも大限のほうを重視し、

講座では時間を割いて読み解く練習をしていきます。

大きな人生の区切りは

およそこの「10年運」と連動していることが多いですし、

将来的に計画していることがあれば運気を味方につけ

運勢の流れを読んで行動を起こしたほうが上手くいきやすいのは

これまでの検証でもわかっています。

また、仕事だけでなく、恋愛、結婚など「出会いの時期」

同時に読み解くことができますので

こうした運気を事前に知るためにも活用できます。

 

ちなみに、2018年は年なのでの宮を「太歳命宮」としますが

2019年だとの年ですから2019年の「太歳命宮」の宮に移動します。

同様に2020年はの年ですから2020年の「太歳命宮」の宮・・・・・と

12年で「太歳命宮」の位置は一巡するわけです。

このように複数の「仮の命盤」を用い、運気を読み解く技法を

「活盤」と言いますので覚えておいてください。

これに関しては、講座でも繰り返し解説しますから

今はまだ全然理解できなくて結構です。

 

これまで5回に渡って「基礎編」と題して

紫微斗数のあれこれを解説してきましたが、

いかがだったでしょうか。

ここまでの内容で、

なるほど~と思われた方、

面白そう!と思われた方でしたら、きっと理解も早いはずです。

講座ではもっと掘り下げて見ていきますので、

学んでみたい方は是非ご参加ください。

第1回目は2月11日(日)開催です。

受講のお申し込みは2月7日(水)まで受け付けております。

2018年、新しい学びをスタートさせたい方のご参加をお待ちしています。

講座のご案内