手相の書籍は沢山ありますが、
本で学ぶのと実際に見るのとでは微妙に線の形が違っていたりして、
なかなか判断が付きにくいところがあると思います。
今回は、実際の手相の画像から特徴ある箇所をピックアップして
解説してみたいと思います。
先日鑑定させて頂いた60代男性の手相。
手相に興味を持ち人生初の手相鑑定をお申し込みになられました。
基本的に横に切る線は「障害線」としてあまり良い意味は持たないことが多いのですが
このような月丘に真横一直線に横切る線がしっかりと刻まれていれば
「海外」に縁があります。
しっかりと刻まれているということがポイント!これは吉相ですよ。
この線があったら、「海外や遠方に縁が出来やすい」と覚えてくださいね。
月丘には大衆とか不特定多数という意味合いがあり、
紫微斗数では遷移宮や交友宮と関係しているのではないかと見ています。
この線はネットワークの広さを意味しますから、
海外にも自然と縁が出来るのではないでしょうか?
反対に、薄~く細かく横切っていれば「胃腸が弱い」傾向がありますので
読み違えないよう注意してください。
僕が真っ先に「海外に縁があるお仕事をされていましたね」とお伝えしますと、
昔は旅行代理店のお仕事をされており、ハワイ、マレーシア、タイ、グアムなど
東南アジアによく出張で出かけていたことを話してくださいました。
海外だけでなく国内でもよく飛行機を使用して
沖縄~北海道まで出張されていたそうです。
そして、もうひとつ注目するのは
太陽丘の膨らみと生命線の流年(32~45歳)の長~い島。
以前の記事にも書きましたが
「島=苦悩や病気」だけとは限りません。
とくに年齢領域に注目してみると
30代から島があるケースでは
長期間体調を崩しているという人はあまり見たことがありません。
なぜなら20~30代で重い生活習慣病にかかることは滅多にありませんし
大病にかかる原因のほとんどは
過去10年間の生活習慣が積み重なって発生するものだからです。
とくにお客様の場合は「右手」に出ていましたので他人からの評価を表します。
ですから、周囲から見れば「多忙な人」と見られていたことを意味しています。
実際はどうだったのかをお聞きすると、
この時期は部下を150人も育て、
某有名な管理者養成学校に会社命令で参加させられていたりなど
本当に多忙を極めていらっしゃったとのことでした。
そしてバブルがはじける前でしたので収入面でもかなりゆとりがあったそうです。
親指付け根の太陽丘が大きく膨らんでいますのでこれは
バイタリティーが人一倍あることを意味します。
このように全体的に肉厚でしっかりとした手相をしている方は
どんな仕事をしていても社会的な地位は高まりやすい傾向にありますね。
経営者として手腕を発揮したり、自営業に適性がある方にも多いですよ。