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昨日は無事に浜松から吉祥寺に引っ越しが完了し、

夜は妻と吉祥寺のお店で食事をしました。

そのお店はカウンターの目の前で料理をつくってくれるのですが

ちょうど僕たちが座った席の目の前で、

料理長が新人の見習いさんに包丁で刺身の切り方を指導していました。

新人さんは教わるのが初めてだった様子で、

細長い出刃包丁の使い方を角度や力の入れ具合など、

手本を見せてもらいながら、真剣に教わっていました。

当然ですが、初めはうまく切れません。

でも何回か切っているうちにスッと綺麗に切れるコツを掴んだのか

頭で小さく「うんうん」と頷いていましたので、

早くも感覚を掴んだんだな、と思いながら見ていました。

 

そんな様子を眺めながら、ふと僕自身のことを思いました。

僕はもともと「左利き」だったのですが幼稚園の時から習字を習っていて

「右利き」に矯正されたんです。

今でもボールを投げるときやハサミを使うときは左手を使います。

目の前の新人さんの包丁さばきは、

僕が小さいころハサミがうまく使えなかったときの様子に似ていると思ったんです。

右利き用のハサミが主流なので、左手で使うとなると難しく、

だけど、子供の小さな手でも、

刃先がかかる親指と人差し指をくっつけるように力を入れるとうまく切れるんです。

子供ながらに「試行錯誤」を繰り返し、ちょっとしたコツを掴んだんですね。

それからは左手で上手にハサミを使えるようになりました。

子供のころは、

誰もがこんな風に実際に「やってみて」出来るようになることが多いと思うのですが、

大人になるにつれて「体で覚える」以前に「頭で考える」ことが多くなります。

しかし、例えば自動車教習所などで同じような経験をされた方は多いと思います。

車の運転はテキストを読んで「教わった」だけでは出来るようになりません。

自らハンドルを握り、

最初はあちこちぶつけたりしながら練習を繰り返すことでしか上達しません。

僕は、一か月ほどの合宿で免許を取りましたが、

「坂道発進」が苦手で路上運転に出る前に一度落とされたことがありました。

僕の番号札は⑩番でしたが

①~⑨番までは順調に放送で呼ばれて「⑪番」と呼ばれたときの

情けなくてみじめな気分になった思い出は今でも忘れられません(笑)。

でも何度か練習して体で覚えて感覚さえ掴んでしまえば何てことはないのです。

 

どんなことでもそうですが、

「教わった」ことは「やってみる」ことで初めて自分のものになると思います。

僕は占い師なので、占いを「教える側」の立場でもありますが、

生徒さんには実際に他人を「占ってみる」という経験を積んでほしいですね。

どんな理論も「教わった」だけでは、身につかないですから。

 

昨夜のお店での話に戻りますが、

「教える側」と「教わる側」

目の前のやりとりを拝見しながら、ふとそんなことを思いました。

もちろん料理も美味しく頂きましたので、また行きたいと思います。

東京の生活はスタートしたばかりなので、

周囲に助けられ、僕もまだまだ「教わる側」の立場ですが(笑)、

気合を入れて頑張りたいと思います!